4人の共通点はドラゴンズのお膝元、東海地区の出身であることだ。だからこそファンの期待もより高く、応援せずにはいられない。彼ら若竜の成長、活躍が立浪ドラゴンズの未来を握っている。 
高橋宏斗[投手] 2002年8月9日生まれ(19歳) 186㎝86kg。右投右打。愛知県出身。[甲]中京大中京高-中日21(1)
高卒2年目の進化
先輩投手陣をごぼう抜きした。投げるたびに評価が上がっている。立浪竜の秘密兵器は高卒2年目の高橋宏斗。地元愛知の中京大中京高からドラフト1位で入団し、昨季は一軍登板なし。今春の沖縄キャンプで一軍の北谷組に加わると、結果で急成長を示した。
インパクトを与えたのは2月11日の紅白戦だった。先発して2イニング無失点。最速152キロの速球で真っ向勝負。
高橋周平からはオール速球で空振り三振を奪った。
海の向こうからのメッセージが、能力の高さを証明する。ツインズの
前田健太がツイッターで「YouTubeで紅白戦をちょっと見ただけですが、中日の背番号19のピッチャーよくないですか?」と投稿した。それを知った右腕は感激。興奮しながら、SNSでダイレクトメッセージを送った。「内容は秘密ですが、やり取りをさせていただきました」と言う。
対外試合でも圧倒した。2月19日の
DeNAとの練習試合(北谷)では、3回を投げて被安打2、無失点の好投。最速153キロの直球を軸に変化球も冴えた。カウント負けしている3-1から2球連続でフォークを投げてバットを振らせる場面は、まるで先発ローテーション投手。「カウントを悪くしても、自分のボールが投げられれば抑えられる自信はありました。自己採点は80点くらいです」と自己評価した。
立浪和義監督も・・・
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