前年2位の阪神が開幕戦で8対1から逆転負けし、そのまま、まさかの開幕9連敗を喫した2022年シーズン。新型コロナ感染による離脱者が相次ぎ、なかなか思うような戦いができないチームも多い。ここからは今週号特集の中日以外、11球団序盤戦の「誤算」にフォーカスしてみたい。 ※情報は5月8日現在 
覚醒した感のあった吉川の離脱は攻守に大きな影響が……
首位快走から一転、暗雲が立ち込めたのが4月30日の阪神戦(東京ドーム)だ。不動の二番・遊撃である
坂本勇人が右ヒザじん帯を痛めて戦線離脱。続くマツダ
広島での広島3連戦では、5月3日の第1戦で代役の
廣岡大志のエラーからチームのリズムが狂い、計4失策で3対12と大敗。
湯浅大もキャプテンの穴を埋めるには力不足であるところに、広島との第2戦で一番・二塁の
吉川尚輝が肩甲骨付近に死球を受け、骨挫傷でこちらも登録抹消。高卒2年目の
中山礼都をスタメンに抜てきするなど内野陣は緊急事態に陥った。
原辰徳監督は「本人が一番反省しているところ」と廣岡に苦言を呈したが、打開策については口にできていない。戦前から懸念されていた主力と控えの「格差」がもろに露呈した格好だ。ましてや・・・
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