今季のタイトルホルダーの中で最も予想外だったかもしれない。昨年まで17安打の選手が161安打を積み上げた。 データ提供=Japan Baseball Data 
最多安打とともにベストナイン、ゴールデン・グラブ賞も手にした岡林
3年目の結実
岡林勇希は2020年のドラフト5位で
中日入団。高校までは投手だったが、プロ入りと同時に外野手に転向した。1年目はわずか2安打、2年目はシーズン終盤にスタメン起用が続いて15安打。そして迎えた3年目の今季、リーグトップの161安打とブレークした。
高卒3年目以内の選手の最多安打タイトル獲得は、1994年の
イチロー(
オリックス)以来2人目の快挙。92年に愛工大名電高からオリックスにドラフト4位で入団したイチローはこの年に“振り子打法”で日本記録の210安打をマーク(当時)。史上初の200安打を突破したことを記念し、最多安打のタイトルが制定されることになった。
ではタイトルとして表彰される以前・・・
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