シーズン2位へと駆け上がった今季。最大のハイライトとなったのは1965年の南海以来となるプロ野球歴代3位タイ、球団新記録の本拠地17連勝だった。果たしてその要因はどこにあるのか。期間中の成績データから探っていく。 データ提供=Japan Baseball Data 
連勝中は、サヨナラ勝ちが4試合など、粘りの勝利が数多く生まれた
粘りが生んだ連勝
6月28日の
阪神戦から引き分けを挟んで8月21日の
広島戦まで、約2カ月間に渡り本拠地負けなしで横浜を熱くした17連勝。その要因を探る上で、まずは連勝中どのような試合展開が多かったのか【表A】で確認してみる。
【表A】本拠地17連勝の軌跡 
※試合展開は(1)先制逃げ切り(2)リードを追いつかれ勝ち越し(3)相手含め3度以上の同点、逆転、勝ち越し(4)先制され逆転
内訳は(1)先制逃げ切りが4試合、(2)リードを追いつかれ勝ち越しが4試合、(3)相手含め3度以上の同点、逆転、勝ち越しが4試合、(4)先制されて逆転が6試合だった。注目は、逆転もしくは勝ち越しが13試合あったこと。逃げ切る試合が少なく、追いかける展開や同点の緊迫した展開が非常に多く、投打ともに粘り強く戦っていたと言える。
続いて、投手・野手それぞれの成績データから探る。投手は17連勝中の先発防御率が2.35でシーズン通算3.58を上回り、支配的だった。先発平均投球回数もシーズン通算が5.49回、連勝中が6.29回と大きく上回る。さらに驚異的なのは・・・
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