今週から球団ごとに、2017シーズンの戦いぶりを振り返っていく。まずは記録的連敗もあり、セ・リーグ最下位に沈んだヤクルトから。最後まで光明を見いだせないまま、終幕を迎えてしまった。 [2017年成績] 45勝96敗2分勝率.319
473得点、653失点、打率.234(6位)
95本塁打、50盗塁、防御率4.21(6位)

退任あいさつをする真中監督[中央]。来季は小川新体制で出直す
自慢の打線も低迷して
10月3日、本拠地・神宮球場で行われた今季最終戦。6対10で
巨人に敗れ、球団ワーストとなる96敗目を喫した。借金51、リーグ優勝した
広島には7勝しかできず、そのゲーム差は44。惨敗の責任を取ってすでに今季限りでの退任を発表していた
真中満監督はファンの声援に涙を流し、「チームはこのままではいけない。悔しさをバネに選手は頑張ってほしい」と言葉を絞り出した。
リーグ優勝を果たしたのは2015年のこと。わずか2年で、最下位まで転げ落ちてしまった。優勝した当時とメンバーが大きく入れ替わっているわけではない。最大の要因は故障者の続出だ。シーズンを通じてベストメンバーで戦えたことは一度としてなかった。
もともと投手力は盤石とは言えない。優勝してから一転し、リーグ5位に沈んだ昨季もチーム防御率4.73はセで6位。それでも・・・
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