稲葉篤紀監督体制の大事なスタートではあるが、新設の『アジアプロ野球チャンピオンシップ』はセレクションの場、といって差し支えないだろう。大会参加資格に24歳以下等の制限があるため、今春のWBCを戦った現日本球界のトップ選手は参加しない。2020年の東京オリンピック本番に、今回出場の28選手のうち、果たして何人が生き残れるか。若きタレントたちのパフォーマンスに期待しつつ、招集メンバーの戦力を分析し、指揮官の考えと照らし合わせながら、起用方法を予想してみる。 野手分析&起用予想
注目は捕手と、ポスト・
坂本勇人の遊撃手争いと言えるのではないか。
稲葉篤紀監督のインタビューでも触れられているように、かつての
古田敦也(元
ヤクルト)、
城島健司(元
ソフトバンク他)、
里崎智也(元
ロッテ)、
阿部慎之助(
巨人)のような、代表でも迷わずマスクを任せられる絶対的な捕手は、残念ながら現在の球界には不在。過去2年では今春WBCで全試合に先発マスクをかぶった
小林誠司(巨人)が2年連続で規定打席に達しただけで、あとは今季の
中村悠平(ヤクルト)のみ。パは1人もおらず、稲葉監督も“3年後の正捕手”に頭を悩ませている。
ただし、
甲斐拓也(ソフトバンク)、
田村龍弘(ロッテ)はそれに準ずる・・・
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