若い力の台頭もあってシーズン終盤まで熾烈(しれつ)な優勝争いを演じたが、最後は地力の差で西武、ソフトバンクの前に屈した。2年ぶりの覇権奪回には何が足りなかったのか。栗山ファイターズの1年を総括する。 
限られた戦力の中で西武と激しい優勝争いを演じたが、疲れが見え始めたシーズン最終盤で失速した
蒔かれていた種が開花
2017年オフに投打の主力が一気にチームを離れ、ポスティングシステムを利用して
大谷翔平もメジャー・リーグのエンゼルスへ移籍。投打二刀流の大黒柱がいなくなった。守護神を務めていた
増井浩俊は国内FA権を行使して
オリックスへ。主力捕手で選手会長も務めた
大野奨太も
中日へ新天地を求めた。
エース、主軸打者、抑え、扇の要とセンターラインが他球団へ流出し、目立った補強は例年より高い年俸で獲得した新助っ人外国人くらい。若手の成長にかける部分もあったチーム編成は、07年に続くBクラス予想が続出するのも致し方なかった。
ただ、前年に・・・
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