春季キャンプでルーキーたちに大きな注目が集まる中、1年目の経験を糧に真の飛躍を期す者たちがいる。“2年目の覚醒”を誓う男たちを、各球団1人ずつピックアップ。その現在地を探っていこう。まずはチームが待望する和製大砲の期待を背負う、未来の“カモメの四番”だ。 取材・構成=杉浦多夢 写真=高塩隆、BBM 
[2018年成績]17試合、8安打、1本塁打、7打点、0盗塁、打率.151
1年目に得た糧
2018年春の石垣島春季キャンプで、誰よりも注目を集めていたのは高卒ドライチの安田尚憲だった。チーム待望の和製大砲への成長を期待される中で迎えた1年目のシーズン。試行錯誤を繰り返しながらも成長の歩みを進め、二軍戦では確かな結果を残した。真の飛躍のための準備は整いつつある。 ──2019年シーズンに“2年目の覚醒”を果たせるか、と聞かれるといかがでしょうか。
安田 そうですね、あまりピンとこないところもあるんですけど(笑)。“覚醒”という言い方が正しいのかは分からないですけど、今年はしっかりレギュラーをつかんで、新人王を獲るという目標があるので。覚醒したと言われるくらいの活躍をしなければいけないと思っています。そのためにも、昨年は二軍で経験を積み、一軍のレベルも体感することができたので、そこで経験できたことを今年に生かしてやっていきたいです。
──あらためて1年目だった昨年はどういうシーズンでしたか。
安田 すごく長い1年でしたね。二軍の試合で・・・
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