ここからは、過去、自身が急成長、あるいは新人としてチームを劇的に変えた伝説の男たちを球団別にピックアップし、紹介していく。 
新人年は125試合に出場して87安打、13本塁打、44打点、打率.225。2年目(.298)以降は打率を飛躍的に伸ばした
日本一捕手から驚きの世代交代
原辰徳監督が「激動の時代の始まり」と評した2001年に巨人入団。強打の捕手は、新時代のシンボルへと成長を遂げていく。 長嶋茂雄監督(現終身名誉監督)の最終年となった2001年、中大在学中にプロ・アマ混成チームで挑んだシドニー・オリンピックに出場するなど、「強打のアマNO.1捕手」の評価を受けて、逆指名1位で入団したのが
阿部慎之助だ。入団前年の00年、チームは4年ぶりのリーグ優勝(ミレニアムV)を飾り、ON対決となった日本シリーズでもダイエーを下して日本一に輝いていたが、多くの試合でマスクを被っていた正捕手・
村田真一は、このとき37歳。後継者の発掘・育成は急務で、阿部の指名は近い将来の世代交代を見据えたものであった。
ところが、ドライチルーキーの能力を高く評価した長嶋監督は・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン