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日本プロ野球球団史

広島・低迷と黄金時代を長いスパンで繰り返す

 

巨人6000勝企画に続き、他球団の歴史も簡単にではあるが、振り返っていく。果たして次の6000勝到達はどこ?そして、あの現役選手の歴代ランキングは?
※記録は2020年6月23日現在

1975年10月15日の巨人戦[後楽園]、ホプキンスの3ランなどで初V決定


球団初勝利は地元で挙げる


 1950年からセ・リーグのペナントレースに参加した。スタートの平和台シリーズは連敗だったが、地元・広島総合グランドでのシリーズとなった3月14日、第3戦の国鉄戦で15安打と打線が爆発、16対1で初勝利を挙げた。ただ、資金力に乏しかったチームは戦力も苦しく、60年に一度、勝率5割は突破したものの毎年Bクラス。通算1000勝に到達したのは68年のことだった。この年に初のAクラス入り。

 やがて力をつけたチームは、75年に歓喜の初優勝。その後は、79、80年に2年連続日本一となるなど、黄金時代を築く。3度目の優勝を遂げた84年に通算2000勝に到達。

 97年までは、Aクラスの常連という時代が続いたが、その後はFA制度による選手の流出などで弱体化し、98年からは15年連続Bクラスと、また長い低迷の時代に入る。この間、99年に通算3000勝に到達。

旧広島市民球場最後の公式戦2008年9月28日のヤクルト戦で力投する前田健太


 それでも自前の外国人選手育成施設を作るなど、選手の育成体制を整えて2016年に25年ぶりの優勝を遂げると、そこからリーグ3連覇と、第2期黄金時代を作った。19年には連覇が止まり、Bクラスに転落したが、いい流れを取り戻せるか。

2016年9月10日の巨人戦[東京ドーム]で25年ぶりV。新井貴浩黒田博樹が抱擁[中央]


DATA BOX


通算4371勝4680敗346分、勝率.483

1949〜 広島カープ - 広島東洋カープ

本拠地/広島総合グランド - 広島市民球場 - MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島



 安打、本塁打、打点では、背番号「8」と「3」の永久欠番でいずれも球団史に名を残す山本浩二衣笠祥雄の「YK砲」が突出した数字を残している。打撃の求道者・前田智徳がいずれの部門でも3位につける。現役では本塁打と打点では鈴木誠也、安打では菊池涼介がトップだが、いずれもベストテン入りはまだまだ遠い。盗塁は高橋慶彦が断トツ。2位の緒方孝市に200個近い差をつけている。現役のトップは田中広輔だ。

 投手成績では、登板では鉄腕・大野豊がトップ。勝利では北別府学が唯一の200勝。敗戦では、低迷時代をエースとして支えた長谷川良平が208敗を記録。セーブでは永川勝浩がトップ。現監督の佐々岡真司は、いずれの部門でも上位で、大野豊とともに先発での100勝+100セーブを達成している。現役では登板数では今村猛、勝利と敗戦では野村祐輔がトップ。セーブでは2016〜18年の3連覇の胴上げ投手の中崎翔太が歴代3位。
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