入団から1年──。最速163キロを誇る“令和の怪物”こと佐々木朗希が5月16日の西武戦(ZOZOマリン)で、待望の一軍初登板を果たした。5回4失点で勝ち負けはつかなかったが、落ち着いたマウンドさばきを披露。19歳右腕が初の一軍マウンドで収穫と課題を手にした。 
この日の最速は154キロも、4回までに投じた直球はすべて150キロ超。自ら話す「目指す理想」に近づいているのは確かだ
投げて勉強の第一歩
ボールを投じるたび、スタンドからの拍手がひと際大きくなる。ほぼ上限の1万2918人の観衆が熱視線を送ったのは、
ロッテの先発右腕の背番号17、2年目を迎えた佐々木朗希だ。
黄金ルーキーと騒がれた昨季は異例の開幕から“一軍帯同”で実戦なしに終わり、今季はファーム5試合で計20回、19三振を奪って自責1、防御率0.45と圧倒的な結果を残してつかんだ一軍マウンドだ。待ちに待ったデビュー戦。熱を増す周囲をよそに、本人は冷静だった。登板前日には「先発として5回まで投げきれるように。準備してきたものを発揮できるように頑張りたい」と落ち着いた口ぶりで意気込みを話したとおりのマウンドさばき見せた。
初回、注目の1球目は・・・
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