与田剛監督にとって3年契約の最終年となったが、今年もまたスタートダッシュに失敗して低空飛行が続いた。9試合目にして借金を抱えると、一度も5割に到達できず。投手陣の踏ん張りに打線が応えられない試合が多く、チームは2年ぶりの5位で創立85周年のシーズンを終えた。 [2021年成績]※成績部分の()内数字はリーグ順位 55勝71敗17分 勝率.437
405得点(6)、478失点(1)、打率.237(6)、56失策(2)
69本塁打(6)、60盗塁(5)、防御率3.22(1)

最後は借金16でシーズン終了。与田監督[中央]の退任も決まった
迫力不足の貧打線
昨年は3位で8年ぶりのAクラス入りを果たした。長い暗黒期からの脱出に成功し、今年は10年ぶりとなる優勝の期待も高まったが、5位に終わった。与田剛監督にとって3年契約の3年目は集大成の年だったが、今年に限らず、この3年は5位、3位、5位と優勝どころか優勝争いにも絡むことができなかった。最後のシーズンは与田政権では最多となる借金16で幕を閉じた。
低迷の要因は明白だ。明らかな得点力不足。開幕スタメンを飾った
平田良介、
阿部寿樹、
京田陽太が次々と打撃不振に陥り、二軍降格となった。京田は5年目にして初めての二軍落ち。頼みの
高橋周平も期待外れの成績。新助っ人の
ガーバーはさらに期待外れ、
若手の
根尾昂も伸び悩んで打線が固定できなかった。7月に入って・・・
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