10月3日に最終戦を終え、セ・リーグのタイトルホルダーが確定。三冠王誕生に沸いた2022年は、初受賞者が多い年でもあった。 写真=BBM 
村上は最高出塁率も含め打撃部門4冠に輝いた
村上宗隆がセ・リーグでは1986年のバース(
阪神)以来となる三冠王を獲得。2年ぶりに最高出塁率のタイトルも手にし、あわせて打撃部門4冠となった。最多安打は最終戦までもつれる大接戦となったが、
中日・
岡林勇希と
DeNA・
佐野恵太が161本で並んでともに初受賞。岡林は94年の
イチロー(
オリックス)以来となる高卒3年目での最多安打獲得となった。

高卒3年目にして最多安打を手にした岡林
盗塁は阪神の
近本光司が30盗塁で、2年ぶりにトップへ返り咲き。入団4年で3度目の受賞となった。
投手部門では
青柳晃洋が13勝、防御率2.05、勝率.765で球団史上3人目の投手3冠に輝いた。また、2年連続の最多勝&勝率第一位はオリックス・
山本由伸と並んで史上初の偉業。最多勝まであと1勝だった
巨人・
戸郷翔征は初の最多奪三振のタイトルを手にしている。

最多勝利、勝率第一位は2年連続で青柳が獲得
リリーフのタイトル争いは大接戦。最多セーブは4球団のクローザーが争う形となったが、最後は中日の
R.マルティネスが
ヤクルトの
マクガフを振り切り初の戴冠。最優秀中継ぎは45HPで阪神・
湯浅京己、中日・
ジャリエル・ロドリゲスが並び、こちらもともに初のタイトル獲得となった。

独立リーグ出身投手では初のタイトル獲得となった湯浅