日本には数少ないメジャースタイルのシンカーボーラーで、これがMLBの公式球ならばさらに特徴が生かされそうな、グイグイとボールが動きそうな右腕です。2014年の新人年から3年連続で2ケタ勝利を挙げるなど、順調に白星を重ね、16年には防御率のタイトルも獲得しています。17年は3勝にとどまり、心配されましたが、昨季は2ケタ勝利に1つ届かないものの、9勝と復調気配。今季の完全復活が期待されましたが、現在は右ヒジの違和感によりファームで調整を続けているようです。 186センチと上背があり、セットポジションからのスタートでバランスを重視してはいますが、あまり左足が高く上がってはきません。その代わり、写真2で左足を高く上げた後、写真3で一度軽く落とし、写真4では少しだけヒザを内側にひねりながら再びお腹のあたりまで上げて、軸足股関節へと体重を乗せています。いわゆる二段モーションで、写真4までは非常に良いと思います。ここからホーム方向へと体重移動していくのですが、写真6で左の腰が上がってベルトのラインは斜めになってはいるものの、肩のラインが地面に並行で、軸の傾きとしては・・・
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