毎シーズン恒例の広島・鈴木誠也選手のフォーム解説です。今シーズンはチームが5位に沈んだこともあり、彼のパフォーマンスにスポットが当たりづらくて、大活躍の印象はありませんでしたが、それでも打率を3割(編集部注※5年連続は広島では山本浩二、正田耕三、前田智徳を抜いて球団新記録)に乗せ、25本塁打はリーグ5位、75打点は同7位と、軒並み上位の成績でした。120試合制を考えれば、数字的には十分なものだと思います。 
【チェックポイント】[1]グリップの位置◎肩、胸、腰のラインが[3]、[6]と変わらない
【ポイント】シンプル+腕っぷし
今季は無冠で突出した成績はなかったものの、シンプルでムダのないフォームが染みついていますので、安定感は抜群です。5年連続3割はとても素晴らしい結果で、球団新記録のようですね。腕っぷしの強い選手で、反動を使わなくても打球が飛ぶことを理解しています。自分を知っていることはプレーヤーとしてとても大きな強みで、「シンプル+腕っぷし」が鈴木選手の安定した好成績を生み出していると言えるでしょう。
今回の写真は、インコースの厳しいボールを左翼席に叩き込んだものです。特徴的なのが写真[7]~写真[16]で、腰を回転させてバットを出していくのではなく・・・
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