初の開幕一軍をつかんだ2年目の
鈴木大地。チームに不可欠な存在であることは、誰もが認めるところだ。昨季やオープン戦での活躍を見れば、開幕一軍はまさに必然の結果だ。
2012年ドラフト3位で入団。同期は全員が大卒の“1989年組”だ。昨季は
藤岡貴裕、
中後悠平、
益田直也の同期3人が開幕一軍だったのに対して、鈴木だけが二軍でプロ野球人生をスタートさせた。「自分だけ二軍だったので、最初は複雑でしたね。それでも、二軍のコーチからは本当に多くのことを学びました。それが今に生きています」。6月2日の
中日戦(QVCマ
リン)で一軍デビューを果たすと、62試合に出場。内野ならどこでもこなせる守備の万能さだけでなく、打率.274と打撃センスの高さを存分にアピールした。
二塁手か遊撃手の“2番手”というのが現在の位置づけだが、その存在感は日に日に高まってきている。事実、オープン戦では全19試合に出場。全試合に出場したのは根元、今江と鈴木の3人だけ。主に試合中盤からの途中出場だったが、33打数12安打(打率.364)。出塁率.447は福浦に次ぐチーム2位。伊東監督も開幕直前まで「大地が良いんだよな。控えにしておくにはもったいない。本当に悩んでいる」と起用法に頭を悩ませた。
レギュラー獲得を目指す2年目は、
オリックスとの開幕カード第2戦(QVCマリン)で今季初出場。4日4日の
日本ハム(同)では今季初打点もマークした。同日現在でまだスタメンこそないが、心に抱く野心が結果になって表れ始めている。「都合の良い2番手の選手から卒業したい」。もはや誰かの陰に隠れた存在ではない。