開幕から波に乗れない森脇
オリックス。交流戦での巻き返しが今シーズンのキーポイントとなりそうだ。浮上のきっかけはチームの斬り込み隊長・
坂口智隆だ。「開幕からいい場面で自分に回ってきているけど、チームに迷惑をかけている。何とか貢献できる1本を重ねていきたい」。交流戦を前に打率2割台前半と本来の打撃が戻ってきていない。打順も定位置だった一番を外される試合もあり、浮上のきっかけがつかめていない。
だが、待ちに待った試合が始まる。例年、春先は不振が続くが、交流戦をきっかけに一気に調子を上げてくるのが坂口だ。昨年は交流戦期間中に「右肩肩鎖関節の脱臼」で離脱したが、2011年は大爆発した。24試合制となった07年以降では最多42安打、打率.412で交流戦首位打者にも輝いた。その年は年間175安打でパ・リーグ最多安打を獲得した。10年の交流戦打率も.389とセ・リーグ投手にはめっぽう強いデータがそろっている。
あとは開花の時期を待つだけだ。今年から選手会長に就任し、森脇監督からはチームリーダーに任命。「今年の坂口は例年にないぐらいプレッシャーを感じていると思う。苦しい時期がきていると思うが、彼なら乗り越えられるはず」と指揮官はリードオフマンの復調を待っている。
チームの期待を一身に背負い打席に立つ。本人の自覚も十分だ。「チームに勢いを与えるのは一番打者の仕事。プロの世界で一番多く打席に立っているのは一番。自分が先陣を切っていかないといけない」
今年でプロ11年目。29歳を迎え脂の乗り切った安打製造機が交流戦で大暴れする。