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鈴木大地 内野手 #35

“故郷”に錦を飾る

 



 あこがれていた夢の舞台に立てる日が来るかもしれない。そんな実感が、鈴木大地の中で少しずつ強くなっている。オールスター。あまたいるプロ野球選手の中でも特別なプレーヤーたちが集う場所だ。

「実力も人気もある選手しか出られない。1年目は縁があるとかないとか以前の問題だった。同期の益田が出場して“すごいな〜”と人ごとのように見ていたけど、今年は自分にも少なからずチャンスがあると思っている」

 今季は序盤戦こそ控えだったが、今では正遊撃手に定着している。堅実な守備のイメージが強いが、今季は打撃がクローズアップされる。4月20日の楽天戦(QVCマリン)でパ・リーグタイ記録となる3試合連続三塁打を放ち、一気にブレーク。同25日の西武戦(西武ドーム)ではプロ初本塁打。5月を終えて打率は.313で、伊東監督も「大地が引き続き調子が良いよね」と目を細める。

 今年のオールスターは鈴木にとって特別な思いがある。第2戦(7月20日)の会場が神宮球場だからだ。東洋大時代に慣れ親しんだかつての“ホームグラウンド”。「神宮にはたくさんの思い出が詰まっている。自分を育ててくれた場所に、オールスターで戻ることが出来たら、本当に最高ですよね」。錦を飾るという目標が大きなモチベーションになっている。

 ロッテの「鈴木大地」の知名度は着実に上がっているが、本人に慢心はない。「緩慢なプレーをしたらすぐに使ってもらえなくなる。とにかく必死にチームのために戦う。その結果としてファンの皆さんに選んでいただけたら幸せです」。手にしたいものは積み重ねの先にしかないことを知っている。
オーロラビジョン

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