ここ数シーズンは毎年のようにリリーバーとして新たな記録を作る左腕に、また1つ勲章が加わった。6月6日の
西武戦(東京ドーム)。
山口鉄也がプロ野球史上初の通算200ホールドを達成。「まさか自分がこれだけ積み重ねられると思っていなかった。うれしい半面、びっくりしています」と少しだけ表情を緩めた。
3対3の9回にマウンドに上がり、相手を簡単に三者凡退に退けた。「流れを引き寄せられたら(中継ぎの)やりがいを感じる」と言う左腕の好投もあって、延長10回にチームはサヨナラ勝ち。白星に大きく貢献した。今でこそポジションは揺るがないが、以前は先発転向に挑戦した時期もあり、抑えを務めたこともあった。いろいろな役割を経験した上で「中継ぎが一番向いていると思う」と自らの適性を悟っている。
今季ここまでの通算防御率が2点を切る山口だが、開幕当初は苦しんだ。3、4月で9試合に登板し、4試合で失点を喫する。防御率は10点台と、安定感抜群の左腕には信じられない数字だった。気持ちの切り替えも難しくなっていたが、「監督、コーチが、調子が悪い時でも使ってくれる。打たれた試合でも引きずらないようにと心掛けるようになって良くなってきた。調子を上げることができた」。試合を重ねることで状態を上げ、気持ちも吹っ切れた。5月1日から6月22日の
ソフトバンク戦(東京ドーム)で1点を失うまで、17試合連続無失点。2年ぶりの交流戦優勝につなげた。
大きな故障もなく、6年連続で60試合以上の登板を続けている。「毎日、トレーナーがケアをしてくれているおかげ」と鉄腕は周囲に感謝の気持ちを示した。