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森友哉捕手・捕手として悪戦苦闘しながら、成長中
「打撃は一軍クラス。守備はやっと、アマチュアからノンプロぐらいにはなったなあ」。ドラフト1位ルーキー、森友哉の現状を、潮崎哲也二軍監督は冗談交じりで評したが、その笑顔には18歳捕手の順調な成長ぶりが伺える。その言葉どおり、打撃では二軍戦で55試186打数59安打、打率.317、本塁打は4本(7月3日現在)と結果を残している。
一方で、課題としているのがリード面だ。「僕が捕手で出ると、大量失点してしまうんです。難しすぎます」(森)。なかなか結果が出ず、悪戦苦闘が続く。それでも、入団時から常につきっ切りで指導を続けている秋元宏作コーチは、吸収力の早さを絶賛する。「試合で失敗したことを、次はどうしようかと考えるようになったことが、まず進歩。今は、それがなかなか結果に直結しないけど、それは捕手の誰もが通る道。逆に言えば、捕手として悩めるようになったということ。ここまでくるスピード自体は、高卒ルーキーとしては早かったよ」。
本人は、自分の現在地を「周りは僕の高校時代や打撃だけを見て、ある程度できていると言ってくれますが、いざ(炭谷)銀仁�討気鵑汎韻犬海箸笋辰討澆蹐噺世錣譴討癲�到底無理。まだまだです」と位置づける。だが、「そろそろギアチェンジをしていかないと。時間はあまりないからね」と秋元コーチはチームの将来を背負って立つ逸材を戦力へと押し上げるまでのリミットが、それほど先ではないことを示唆する。
ひたむきに練習に向かい、ミスしながらも笑いを誘って周りを盛り上げ、雰囲気を作ることができるのも頼もしい。コーチや先輩から多くのことを吸収しながら、着実にステップアップしている。
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週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。
