『夏男』のジンクスに何とか乗っていきたいと願うのが
雄平だ。野手転向5年目で大ブレークを果たした昨季から一転。今季は春先から長引く不調を完全に抜け出せないでいる。「暑さとともに、何とか乗っていけたらいいですね。“夏男”のデータにあやかります」。打席のなかで手応えはつかみかけているだけに、上昇の契機となる結果が欲しいところだ。
関東地方で猛暑が続いた昨年は7月の月間打率が.310、8月は.353と怒とうの大活躍を見せた。野手としてフルシーズン戦うのは初めて。屋外の神宮球場を本拠地にしていることもあり、こまめな水分補給、家ではエアコンを「28度」前後にして体を冷やし過ぎない、など夏バテ対策の体調管理を徹底したという。
また、夏場だけバットを20グラムほど軽くするのも雄平流。「20グラムの違いはかなり感触が変わる。スイングスピードを落とさないようにというのが狙いです」。今年も6月終わりに納品された夏仕様のバットで蓄積疲労を軽減するつもりだ。
オールスターに選手間投票で選出された。6月の月間成績は79打数16安打1本塁打、打率.203と不振を極めただけに雄平は「この成績でまさか選んでもらえるとは」と戸惑い気味。それでも「思い切りのあるプレーをしたい。素晴らしい選手がたくさんいるので見て、聞いて、勉強したい」と、夢舞台出場を何とかいいきっかけに、と張り切っている。
開幕から四番に座った雄平だが、徐々に打順を下げ7月8日の
巨人戦(東京ドーム)では先発落ちも経験した。迎えた夏本番は反撃の季節。屈辱を糧に、どん底から一気に這い上がる。