オールスターを復調のきっかけにしたいところだ。
藤浪晋太郎にとっては乗り切れないシーズンになっている。しかし、15年も球宴を契機に急上昇した経緯があるため大いに期待ができる。
今年もチームの顔としての出場が有力。オールスターに関しては「ファンに楽しんでもらうことが大切です」という右腕だけに、4年連続となれば実力を見せつけたい。
昨年7月17日(東京ドーム)は、大阪桐蔭鉱の後輩、
西武・森との対戦で天井直撃の一飛に仕留めた。「森さんに打たれると、後で何を言われるかわからない」と��さん��付けして笑いをとった。
3度目の球宴では、3回打者9人をパーフェクトに抑えて、投手最年少21歳でMVPを獲得。
阪神投手では
上田次朗、
江夏豊に次ぐ3人目の快挙で、まさに球界を代表する投手を証明したものだ。
今シーズンは開幕から3連勝と出足は良かったが、その後はすっかり勝てなくなった。しかし、6月2日の
楽天戦(Koboスタ宮城)で100球1安打完封の見事な投球をしてみせた。
相手チームも主戦の藤浪対策を講じてきている。第1ストライクを徹底して狙われたり、球種を読まれるなど、研究されても動じない仕上がりになった。
昨季、球宴明けはプロ2度目の完封勝利で再スタートを切り乗っていっただけに、藤浪は「できるだけ長いイニングを投げたい。いい感覚がでてきたボールをどれだけ続けることができるか」と静かに闘志を燃やす。