
交流戦での打撃爆発となるか
清宮幸太郎が初めての交流戦に臨む。ルーキーイヤーの昨季は交流戦直前に二軍落ちし、ファームで研さんを積んでいた。今季も故障で出遅れたが、5月24日の
西武戦(メットライフ)から一軍復帰すると、ほとんどの試合でスタメンに名を連ね、チームの攻撃力をアップさせている。
注目度抜群だけに相手バッテリーも警戒感が増す。前後を打つ打者や打線全体にも好影響を与えそうだ。また、交流戦期間中のビジターゲームは甲子園、横浜、ナゴヤドーム。いずれもプロでは初見参となる球場で特に甲子園に「凱旋」する
阪神3連戦は敵地ファンも盛り上がることが必至。どこでも自分色の雰囲気に染められるのも清宮の強みだ。
右手有鉤骨骨折のアクシデントから2年目の開幕も遠回りはしたが、打撃力は健在。一軍投手との対戦をある程度積み重ねてから臨む交流戦が本領発揮の舞台となりそう。試合に飢えていたスラッガーが真価を発揮すれば、チームも逆襲への上昇気流に乗れる。
写真=BBM