
2年目のジンクスを吹き飛ばし、四番として打線をけん引。初のオールスターにも選出された
文句なしの前半戦MVP。
牧秀悟は2年目ながら打線の中心としてけん引。2年目のジンクスを感じさせない好成績を残し、チームの顔に成長した。
新型コロナウイルス感染により欠場した6試合を除いて四番に座り、勝負強さを見せつけた。本来は中距離打者だが、今季は長打力に磨きが掛かり、シーズン序盤から本塁打を量産した。6月11日の
ロッテ戦(ZOZOマリン)では
佐々木朗希から右方向へ一発をマーク。持ち前の広角打法で強烈なインパクトを残した。
チームは下位に沈み、首脳陣も打順の試行錯誤を繰り返す中で、
三浦大輔監督は「決まっているのは四番だけ。牧だけは動かさない」と信頼は揺るがなかった。牧も意気に感じ「四番を打たせてもらっているからには、勝ちにつながる一打を打ちたい」と勝負どころでの一本にこだわり続けた。当然、他球団の警戒も強まった。厳しい内角攻めも増え、6月は打撃を崩した。だがこれも超一流の仲間入りを果たすためには避けては通れない道だ。
貢献は打撃だけではない。二塁手としても要所で好プレーが光る。負担の大きいポジションをこなすことも選手としての価値を高める。戦う姿勢もリーダーの資質を感じさせ、三浦監督は「ベンチでもすごい。凡打した後でもみんなを鼓舞して盛り上げている。打つだけではなく、チームのために常に考えて行動してくれている」と目を細める。
ルーキーイヤーの昨季は後半戦に大きく成績を伸ばした。今年もまた一回り成長した姿を見せるはずだ。
写真=YDB