
お立ち台で内川にいじられる東浜巨(右)
ダブルのアクシデントをはねのけた。5月23日の
ロッテ戦[ヤフオクドーム]。左背部の張りで登板を回避した千賀に代わり、今季初の中5日で先発した東浜巨投手は、影響を感じさせない安定した投球を見せ、7回1失点で今季5勝目を手にした。2回、右手中指に血まめができた。「投げ方がよくなかったからだと思う」。冷静に自己分析し、血まめは気にせずフォームの修正に集中した。四球は今季ワーストの5。それでも辛抱強く投げ進めた。
力となったのは千賀への思い。「一番悔しいのは千賀。あいつの分も頑張ろうと思った」。試合前にもお立ち台でも口にした東浜の言葉に、離脱者が目立つ中でも踏ん張ってきた先発陣の強い絆が見えた。