
ウイニングボールを手にする伊藤翔[右。左は辻監督]
「森さんのミットを目掛けて投げるだけでした」
8月28日
楽天戦(上毛敷島新聞)、2対5の7回、3番手で登板した伊藤翔投手は懸命に腕を振るだけだった。先頭の今江を空振り三振に仕留めると、
銀次に右前打を浴びたが、続く内田は外角低めの直球で三ゴロ併殺打。三者凡退でゼロに切り抜けると、その裏、チームは浅村の3ランなどで一挙4得点を挙げて逆転に成功し、ルーキー右腕にプロ初勝利が転がり込んできた。
「最高です。残り試合も少ないですが優勝に貢献したい」と伊藤。優勝争いが佳境に入るシーズン最終盤に向け、チームの力となるべく、あらためて気合を入れ直した。