
トヨタ自動車東日本・大谷はNTT東日本との予選Bブロック初戦の3回に右越えのソロを放った/写真=大賀章好
「3.11」特別な日に神宮で「感謝」の一発
社会人野球のシーズン到来を告げるJABA東京スポニチ大会が3月11日に開幕。大会初日に神宮球場で行われた第2試合で、トヨタ自動車東日本に所属する大谷龍太(前沢高)が、実弟の翔平(エンゼルス)に先んじて、今シーズンの公式戦第1号となる本塁打を放った。
強豪・NTT東日本との予選Bブロック初戦に一番・DHで先発出場した大谷。一発が飛び出したのは、3点を追う3回表のことだ。2ボール2ストライクからの5球目、外寄りの真っすぐをコースに逆らわずにたたいた打球は、右翼席へ飛び込むソロアーチ。大谷本人も「逆方向へあれだけの打球が飛ぶことは練習でもなかなかない」と話すほどの見事な一打だったが、実はその裏側にはゲーム展開を読んだ、一つの賭けがあった。
「普段は追い込まれたら真っすぐにも変化球にも対応できるように準備しておくのですが、この場面では・・・
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