
履正社高の主将・関本は甲子園球場で深紅の大優勝旗を返還した/写真=毛受亮介
特別な場所・甲子園でそれぞれが「感謝」を表現
全国各地で秋季大会が中盤に差し掛かっていた9月19日、甲子園では前年王者だけに許された晴れ舞台、優勝旗返還式が行われた。
昨夏の甲子園を制した履正社高(大阪)は8月の交流試合(センバツ出場校が招待)で背番号を着けた20人が力強く行進。深紅の大旗を返還した主将・
関本勇輔(3年)はしっかりした口調でスピーチした。
「優勝旗を持って行進している中で、昨年、先輩方とここで優勝した瞬間を思い出しました。さまざまな行事が中止になる中で、高校野球は関係者の方々のご尽力で地方の独自大会や甲子園交流試合を開催していただきました。小さいころから夢見てきた甲子園でプレーできたことは一生の財産となりました。日本高等学校野球連盟、全国の高校野球連盟の関係者の皆様には、感謝してもし切れません。偉大な先輩方から受け継いだ優勝旗を甲子園で返すことができ、とてもうれしいです。来年はこの状況が少しでも良くなり、全国の高校生の大会が開催されることを願っています」。100回は練習したというあいさつだが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン