
ホンダ熊本は堂々の戦いぶりを披露。東京ガスとの決勝では4点を追う最終回に、途中出場の丸山が3ラン。1点届かずも、見事な準優勝だった[写真=矢野寿明]
バントの決定力を磨き19年ぶりの決勝進出
ホンダ熊本は都市対抗で20年の8強からステップアップし、すべて1点差の接戦を制して、19年ぶりの決勝まで勝ち進んだ。攻撃では大技、小技の両面を兼ね備えていたが21年、最も力を入れてきたのが小技のバントだ。練習の最後に全員でバントを行い、一人でも失敗したらはじめからやり直し。そのため「星が見えるまでやった」と川嶋克弥主将(明大)が振り返るように3時間やり続けることもあり、石井元(明大)も「思ったところに落とせるくらい練習してきた」と自信を持つ。
伯和ビクトリーズとの2回戦では4点ビハインドも、2回裏の無死二塁のチャンスに「当然バントだと思った」という石井が投前への犠打を決める。
「バントが決まると、ベンチが盛り上がる」という川嶋主将の言葉どおり、勢いに乗った打線は4本の長短打と、さらに1犠打を決めて一気に同点に追いつく。4回裏には川嶋のバントが野選を誘って勝ち越しにつなげるなど、この試合で計5犠打を決め、7対6で逆転勝利を収めた。
大技はホームランだ。全5試合で・・・
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