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好調、香川の四番・山口嶺生/四国ILリポート

 

4月17日、愛媛戦が雨天中止となり、球場内のコンコースで練習をする山口


 ソフトバンク三軍との2試合(4月13、14日、筑後市)で、香川・山口嶺生(長崎国際大)は4安打を放つ。打率を.364(7位、17日終了時)まで引き上げた。

 開幕から7試合を終え、すべてで四番を任せられている。まだ長打が出ておらず、チームメートから「長打、打てよ!」とからかわれる。だが、本人は「長打は自然に出てくるもの」と、あまり気にしていない。

「やっぱり僕の中では、打点にこだわりたいところがあって」

 チャンスに強い打者になりたい。勝負どころで1本を出せる四番打者になることが目標だ。

 近藤智勝監督からは「三振はOKぐらいの気持ちでいいから」と言われる。少し考え過ぎる性格を考慮してのことだ。何百回も打席に立つ中で、1打席ごとの結果を考えたところでどうしようもない。

「4打席あったら、1回か2回くらいチャンスで回ってくると思う。『そこで1本打てばええんや。打点稼げばええんや』と」(近藤監督)

 戸惑いもあったが、徐々に思い切って振れるようになってきた。指導陣から「練習中、向かってくる気持ちが出てきた」との声も聞かれる。

 四国リーグとは縁がある。長崎・佐世保市の出身だ。小学生のころ、家から10分ほどの佐世保野球場(当時)へ、長崎セインツ(2008〜10年、四国・九州リーグ所属)の応援に通った。後に香川からNPBへ進んだ、水口大地(元西武)にサインボールをもらった記憶もある。

「それが独立リーグだっていうのを、まず知らなくて。ただ野球を見に行ってたっていう感覚で」

 大学時代、高知、徳島、愛媛の3球団でコーチを務めた森山一人前監督(元近鉄)、愛媛で主将を務めた鶴田都貴捕手コーチから指導を受けた。「上で野球をやりたい」と考えたとき、次の進路に独立リーグを選択することは、自然な流れだった。

 今、同じ場所に立っている。「だから、ちょっと『おお……』と思うところがありますね」『嶺生(れお)』という名前には、両親からの「獅子のようにたくましく」という願いが込められている。[リポート/高田博史]
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