
8月13日の広島戦[マツダ広島]で2000安打を達成した阿部/写真=前島進
“人気”とは何かあらためて考えた
先だって
巨人・
阿部慎之助が、通算2000安打を達成した。何試合も前からカウントダウンが始まり、達成した瞬間アナウンスが流れ、ベース上で花束贈呈。翌朝のスポーツ紙では一面を飾った。
私のころは、2000本打った程度では誰も、何も言ってはくれなかった。球団やファンをあげてのカウントダウンもなし、2000本に到達してもアナウンスもなければ花束もなし。翌朝、新聞の片隅にベタ記事程度で「野村、通算2000安打」とだけ書かれていた(70年10月18日達成)。阿部とはエライ違いである。これを、時代として片づけてよいのか。あるいは今なお、巨人ブランドの威力が強力なのか。
しみじみ、「“人気”とは何だろう」と・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン