50メートル走5秒8、遠投110メートル。身体能力が高く、三拍子そろった外野手として評価され、中日から指名を受けた。入社5年目。投手兼野手で加入したが、思うようにいかない3年間を経て、野手転向が分岐点となった。 文・写真=寺下友徳 
担当の中日・野本圭スカウトに帽子をかぶせてもらいガッツポーズを見せる
高校通算53本塁打を放った2歳上の兄・大輝さん(立正大-JR四国)の背中を追って、
三好大倫は野球に慣れ親しんできた。三本松高ではレギュラーとなった1年秋から中軸を任されるなど、当時からポテンシャルには目を見張るものがあった。
当時の副部長である日下広太監督は言う。「松山商高に遠征したとき、試合後に程内大介部長(現北宇和高監督)や重澤和史監督(現今治北高監督)からこう言われました。『何ですか。あのセンターは? どこに打っても捕られてしまう……』。それくらい瞬発力は素晴らしかったです」
最上級生になると、三好は左腕エースの座を任された。3年夏は県大会3回戦敗退に終わったが、最速144キロをマーク。さらには・・・
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