熊本県荒尾市にある有明高。これまで春夏を通じて甲子園に出場したことがない私学に、プロ注目の148キロ右腕がいる。一冬を越えて大化けしそうな予感が漂う。 取材・文=岡本朋祐 写真=BBM 
マウンド度胸抜群。勝負を楽しめるメンタルの持ち主で、頼りになるエースだ
好きな言葉は「継続」。
浅田将汰は全体練習が終わった夕闇の中で、大型タイヤを100メートル押すのが日課である。今年の厳しい夏場を乗り越えるための下半身強化。「今年の冬は、いままで以上に頑張らないといけない。人よりも、倍の練習をしないと、上の世界ではできないですから」。
希望進路もすでに明確である。
「プロ一本です!! 上の世界でどれだけ通用するか試してみたい。ユーチューブで大阪桐蔭の根尾さん(
根尾昂、
中日)、藤原さん(
藤原恭大、
ロッテ)の姿を見て、自分も1位で選ばれたいと思いました。球速だけは負けたくない。まずは目標として今年の夏の甲子園に出場して、観客を魅了できるような投球をしていきたい」
ビッグマウスではなく、確固たる裏付けがある。高校入学から2年間・・・
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