第91回選抜高校野球大会の選考委員会が1月25日に大阪市内で行われ、東邦高が2年連続30回目の出場を決めた。平成元年以来の優勝を目指す伝統校をけん引するのは、高校通算39本塁打を誇る右のスラッガーだ。投げても最速144キロと、プロも注目する高いポテンシャルに迫る。 取材・文=大平明 写真=井田新輔 
昨秋はエースで三番。そして、選手をまとめるチームの主将と名門・東邦高では2016年の藤嶋健人[中日]以来となる三刀流をこなしている
昨秋の東海大会で優勝した東邦高において、エースで三番打者と投打にわたってチームの中核を担い、さらに主将と一人三役の重責を務めているのが
石川昂弥だ。中学時代は愛知知多ボーイズに所属し、主にショートまたはサードとしてプレー。3年夏にはNOMOジャパンに選出され、アメリカ遠征を経験するなど早くからその才能を期待されており、名門・東邦高でも1年春からベンチ入り。チーム事情から守備位置は三塁手に固定され、2年春のセンバツには四番・三塁手として出場を果たすなど、大舞台でも十分な経験を積んできている。
石川の昨秋時点でのバッティングフォームを見ると・・・
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