「頼りになる助っ人」の形容がぴったりだ。2015年に巨人から移籍以降、毎年きっちりと数字を残してきた。今年35歳を迎える打撃技術は衰えるどころか円熟味を増している。守備でも2年連続ゴールデン・グラブを獲得し、チームでは若い集団のよき兄貴分でもある。“DeNA史上最高”の助っ人スラッガーは並々ならぬ決意を持って2018年シーズンを迎える。 写真=早浪章弘、小山真司、BBM、Getty images ロペスの野球に取り組む姿勢は極めて真面目。チームの「和」を重んずるプレーヤーでもある
15年巨人からDeNAへ、心強かった中畑監督の気遣い
笑い声は絶えることがなかった。昨季首位打者に輝いた
宮崎敏郎も、
阪神からFAで新加入したばかりの
大和もみんな、思い切り楽しんでいた。DeNAが沖縄・宜野湾で春季キャンプを行った今年2月。最初の休日の前夜、焼き肉店に一軍の内野手全員が集合した。
「誘うのが直前になってしまったんだけど、みんな来てくれた。年に1度の内野手会。こういうイベントができるのは本当にうれしい」と表情を崩したのは
ホセ・ロペス。このような会を外国人が企画し、音頭を取ることは珍しいが「ベイスターズに来た1年目のキャンプから声をかけているし、私にとってまったく不思議なことではない」とうなずいた。
ファンやチームメートから呼ばれている愛称「チャモ」「チャモさん」は、スペイン語で「やんちゃ坊主」の意味。ユニークなニックネームとは対照的に・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン