
交流戦から四番に座るブラッシュ[左]の活躍はすごいし、楽天打線の中で、下位の起爆剤となっているウィーラー[右]も効いているわ
故障者がいてもソフトバンクは強い
評論家として契約しているデイリースポーツだが、皆さん、ご存じのとおり、
阪神タイガースをトコトン追い続けている。そのため、評論の仕事は阪神戦がほとんど。ということは、パ・リーグの試合をナマで観る機会はほとんどない。
それだけに毎年6月から始まる交流戦は楽しみで仕方ない。パ・リーグをあらためて知るチャンスやし、パの本当の力を確認できる。今年も、その季節がやってきた。
ということで6月11日からの
ソフトバンク対阪神3連戦の取材。大好きな博多に向かった。
ここはナジミの店も多く、仕事の後の食事やお酒が、たまらなくウマい。今回もそれを楽しみに、さあ仕事と……、ヤフオクドームに入った第1戦。タイミングよく、編集部担当のS君からいつもの連絡が。「久しぶりにパ・リーグのことに触れてください。まずはソフトバンクは本当に強いのか? なんてテーマで頼みます」。そんなんあらためて語る必要ないやんか。ソフトバンク、強いに決まっているやん。オレはそう思いながら、S君の指令どおりにゲームを追ったが、やっぱりソフトバンクは“底力”を示した。
1戦目、阪神の
メッセンジャーに抑え込まれ、敗戦まであと1アウトになった1点差の9回二死。ここで今宮(
今宮健太)がレフトに同点タイムリーを放ったのである。デイリースポーツ的には、阪神もったいない!! がメーンになるのだが、そこは素直にソフトバンクの力を認めるしかないやろな。
そらそうよ。ソフトバンクの先発オーダーを見直してもらいたい。柳田(
柳田悠岐)の名がないし、主軸クラスも故障で、大幅な戦力ダウンに見舞われている。普通ならズルズルと落ちていくところよ。それがどうよ。首位ではないが、こんな状況でもトップ争いをしているかのように、ソフトバンクの底力は相当なもんよ。こんな逆境でこそ、チームの本物の力が問われるのである。
セ・リーグのファン、タイガースのファンなら、ソフトバンクの出場選手の名前は、聞き覚えがないのでは・・・
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