
阪神の好調の理由は、投手陣の安定感にあるが、そこに打線も好調と首位にいる理由は出来上がっている。さらに勢いをつけるにはルーキー・佐藤輝[写真中央]のクリーンアップ定着がある。そうなれば個人タイトルも見えてくるはずよ[写真=佐藤真一]
少しズレの生じた先発と五輪期間をどう調整できるか
新型コロナ禍のことを語るのはやめる。同じことの繰り返しやし、依然として、先のことが見通せない状況よ。もちろんストレスはたまるけど、ここはあらためて基本に立ち返る。自分に何ができるのか、何をすべきか……。それをしっかりと考え、行動する。それしかない。
野球のことを考える。2021年、嵐の中でシーズンがスタートして、1カ月半が過ぎた。試合数でいけば、まだ4分の1も消化していない。先はまだまだ長い。でも阪神タイガースよ。抜群のスタートを切った。“最高のスタート”と表現していいやろうね。現状、2位の
巨人に3.5ゲーム差(5月9日現在)をつけての首位。この立ち位置、数字になって反映されている。
データは重要よ。数字の裏付けを、監督時代、オレも参考にしたもんよ。阪神はここまで、チーム打率はリーグNO.1で、得点もトップ。本塁打数は2番目で、盗塁数は1番。打線は切れ目なく、爆発力があり、機動力も使えている。
そしてディフェンス力だが、チーム防御率が2点台で、これは12球団トップ。何より着目するのが・・・
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