背番号で人生が変わる？　そうなるように頑張ってほしい

　このコラムがスタートして10年になる。タイトルが「そらそうよ」だが、これが今回、話題になった。このフレーズを球団が商標登録したということ。何かオレには分からんけど、過去にこの商標にまつわることで、球団として苦い経験があったとのこと。それを踏まえてのことなのだが、ではベースボール・マガジン社では使用できないのか？　いやいや、これは大丈夫です。なんといってもキャリアが違うし、球団もこのタイトルで続けることには問題なしの見解。あらためてこれからも「そらそうよ」をよろしくお願いいたします。

　さて先日、阪神の新入団選手の記者会見が行われた。ホンマ、初々しいというか、新鮮な空気に包まれたが、彼らの体つきを見てビックリしたわ。特にユニフォームを着たとき、みんなの体の大きさに驚いた。胸板が厚いというか、高校生でもパワーがみなぎっている感じなんよね。

　オレらのころはガリガリの高校生もいたし、大きな違いを感じた。いまはトレーニング機器が発達し、科学的なトレーニングが組み込まれ、それを若いときから続けているわけよ。そういうトレーニングを積んで作ってきた体ということは、まずプロの練習にも耐えることができる。これは大きいわけよ。

　そんな中で注目されていたのがドラフト1位の森下(森下翔太)やろね。翌日のスポーツ新聞に「背番号1」が大きく扱われていた。阪神の1番。当然、鳥谷(鳥谷敬=現解説者)の名が浮かぶし、ファンのイメージもそうだろう。

　森下本人は、早く森下の1番に……と明かしていたけど・・・