ドラフト4位での入団だが、打撃のパンチ力、スピード、そして強肩を兼ね備え、将来を嘱望されるプレーヤーだ。現在はサードあるいはショートとして、着々と経験を積み、技術を磨いている。 写真=佐藤真一 
内野手/1年目/19歳
ポテンシャルの塊だ。50メートル5秒9の俊足、高校通算46本塁打の長打力、その上、市岐阜商高ではMAX146キロの快速球で名を馳せたのだから、スカウトが将来性に注目するのに何の不思議もない。さらに、
中神拓都にはもうひとつの才能があった。ひたむきに努力する才能である。コーチのアドバイスに真摯(しんし)に耳を傾け、居残りで黙々と練習することも日常の光景だ。
「今は一つひとつ体の使い方を教えてもらっています。下半身の大事さが分かりました」。その重要性を痛感する19歳は、コーチの指導に目を輝かせる。「守備では送球です。自分では肩が強いと思っていましたが、それだけでは通用しません。春季キャンプ中に、肩に違和感が出たのですが、これは上半身ばかりに頼って投げていたからです。プロは練習量も多いし、シーズンも長い。そこでやるためには、下半身を使ったスローイングが大事だと痛感しました」。
玉木朋孝内野守備・走塁コーチの助言もあり、スクワットでの下半身強化に力を入れると、送球も安定するようになった。それが、打撃にも・・・
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