
開幕のときとは雲泥の差で、始動が早くなり、じっくりとボールを見る形が出来上がった村上。予想以上の速さで覚醒をしています/写真=高原由佳
オープン戦での打撃フォームと打席でのボールの対応を見ていたら、今シーズンは苦労するだろう、ホームラン打者になるには1年かかるだろう、と思っていました。以前にもこのコラムで紹介した
ヤクルトの村上(
村上宗隆)のことです。
6月9日の
オリックス戦(神宮)でとてつもない大ホームランを放ちましたし、札幌ドームでの
日本ハム戦ではあの広い球場のバックスクリーンに持っていく力強いホームランを放ちました。
前回(連載150回)は「打撃のときに始動の遅さが気になる。早めにしっかりと始動を取って、ゆっくりと構えてボールを待っていればいい打者になる。それができれば筒香(筒香智嘉)クラス、もしかしたら
松井秀喜級のバッターになる可能性がある」とお話ししたはずです。
あれから約2カ月。遅かった始動が今ではかなり早くなっています。早めの始動でしっかりと形を作り上げ、ボールが来るのをじっくり待っています。この2カ月で・・・
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