
一塁上で、自分の役割をベンチ以上に考えている近本。こういう一番打者がいると厄介ですし、阪神の選手個々が考えてプレーしているということが分かる話です。そういうチームは強いですよ[写真=BBM]
少し前の話で申し訳ないのですが、序盤戦の首位攻防戦は見応えがありましたね(5月14~16日)。東京ドームでの
巨人対阪神です。阪神が2勝1敗で勝ち越し、首位をキープしました。今年の阪神は違うなと思います。というか本物の強さを身に付けたぞ、と感じています。
先週の週べの阪神特集で近本(
近本光司)の
インタビューが載っていましたが、走塁のところなど、大変興味深い話でした。キャッチャー目線からの話をしますと、たくさんフェイクを入れられたときは、半速球でもせいぜいカットボールかツーシームしか投げられません。そしてカーブは打者に対して「投げられますよ」という意味で、初球にしか使えない。フォークは中途半端だと打たれますし、ワンバウンドして前に落としたら、近本の足なら簡単に二塁に走られますので難しい選択になる。
近本は、あとの打者のことも考え、さらに・・・
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