
全143試合で四番に座り続けた大山。彼の存在があったからこそチームが結束し、日本一にまで駆け上がったのだと思います[写真=BBM]
電話番号の通知名を「大山」から「大山さん」に変更しようかと思っています。先日、下妻市の観光大使に就任したという話を聞きました。
阪神の四番打者、
大山悠輔です。茨城県出身、私の出身県の後輩です。今季は敵の四番打者として戦いました。
最初にあいさつに来てくれたのは新人のころ。神宮球場で大山のほうから「茨城出身です」と。それまでもいいスイングをする打者が阪神に入ったなあ、と思っていたら同郷でした。毎回、あいさつに来てくれる律儀な男で、応援していました。
それが今季は私が
巨人の打撃チーフコーチの立場として相対しました。本当に厄介な打者だな、と見ていました。一番素晴らしいところは、すべてのプレーに全力を注ぐところです。まったく力を抜かない。それを143試合、四番として務め上げたのです。
実は、四番の所作をチームメートはつぶさに見ています。まったく手を抜かない四番打者がそこにいる。それだけで・・・
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