
2年連続首位打者を狙う吉田
打球角度のセンス
昨季、パ・リーグの首位打者となった
オリックスの
吉田正尚選手が今季も打率トップを走っています。しかも昨季が.350、今季は8月後半になって少し落ちていますが、それでも.335といずれも2位以下に頭1つの差をつけています。今季は99試合で20本塁打ですからホームランも2019年の29本を抜いてキャリアハイになる可能性が高くなっています(成績は8月30日現在)。現在の12球団でもっとも安定しているバッターと言っていいでしょう。
吉田選手は16年の入団で、身長173cmと上背はありませんが、ユニフォーム越しでも分かるほど体を鍛え上げ、スイングスピードにはもともと素晴らしいものがありました。もちろん、力だけではなく、技術的にも当時から高いレベルにあり、フルスイングしながらミート力にも優れていました。あとは長距離打者に必要な打球に角度をつけるセンスがあり、ボールのどこをとらえたら飛ぶのか感覚的に分かっているんだろうなと思って見ていました。
ただ・・・
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