週刊ベースボール編集部が熱戦の続くプロ野球で週間MIP、ベストナインを選出。今週は4月30日から5月6日の期間だ。 日本球界4241日ぶりの勝利
週間MIP「中日・松坂大輔(投手)」
月曜、4月30日のゲームだったので、やや昔にも感じるが、この1週間で中日・松坂大輔の初勝利に勝るインパクトはない。
ナゴヤドームの
DeNA戦で8四死球と苦しみながらも6回を被安打3、失点1で勝利投手に。ピンチも多かったが、粘り強くしのぎ、「スプリットチェンジ」も有効だった。
2006年の
西武時代以来、4241日ぶりの日本球界での勝利となった。お立ち台では「小さい子には分からないと思うので、もっとヒーローインタビューに出て、また顔を覚えてもらえるよう頑張ります」。
37歳、どん底から再スタートした男から目が離せない。
セ・リーグ週間ベストナイン
[投手]ブキャナン(
ヤクルト)
期間内/1試合 1勝 0敗 0S 防御率0.00
※MIPは松坂だがベストはこの男。強打C相手に完封&適時打。
[捕手]
會澤翼(
広島/2回目)
期間内/14打数 5安打 1本塁打 2打点 0盗塁 打率.357
※1日G戦では2死球の後、意地の適時打。出塁率.571。
[一塁手]
ホセ・ロペス(DeNA/2回目)
期間内/26打数 11安打 2本塁打 5打点 0盗塁 打率.423
※6日G戦には4安打3打点に加え、2ラン前の大ファウルもあった。
[二塁手]
上本博紀(
阪神)
期間内/12打数 9安打 1本塁打 6打点 3盗塁 打率.750
※すさまじい勢いで打ち、走った。それだけに故障離脱は残念。
[三塁手]
宮崎敏郎(DeNA/3回目)
期間内/24打数 8安打 0本塁打 3打点 0盗塁 打率.333
※二塁打3本、期間内マルチ3回。ただ得点圏打率.250は物足りず。
[遊撃手]
坂本勇人(
巨人/3回目)
期間内/26打数 14安打 1本塁打 6打点 0盗塁 打率.538
※打ちまくって首位打者にも立つ。長打率も.808と高い。
[左翼手]
バレンティン(ヤクルト/2回目)
期間内/21打数 7安打 5本塁打 6打点 0盗塁 打率.333
※期間内5本塁打と大当たり。9四球もあって出塁率は.533。
[中堅手]
野間峻祥(広島)
期間内/16打数 7安打 0本塁打 0打点 2盗塁 打率.438
※丸の離脱後代役となり奮闘。足を生かしヒットを稼ぐ。
[右翼手]
鈴木誠也(広島)
期間内/19打数 7安打 2本塁打 4打点 0盗塁 打率.368
※相変わらずコンスタント。守備でも強肩光る。
パ・リーグ週間ベストナイン
[投手]
武田翔太(
ソフトバンク)
期間内/1試合 1勝 0敗 0S 防御率0.00
※指揮官の誕生日に1安打完封。救援陣も休ませた。
[捕手]
清水優心(
日本ハム/2回目)
期間内/11打数 2安打 1本塁打 4打点 0盗塁 打率.182
※投手の信頼しっかり勝ち得る。3日E戦では貴重な逆転満塁弾。
[一塁手]
T-岡田(
オリックス)
期間内/25打数 9安打 3本塁打 7打点 0盗塁 打率.360
※通算1000試合の6日H戦で2打席連続弾。30日は4打点。
[二塁手]
中村奨吾(
ロッテ/3回目)
期間内/26打数 9安打 0本塁打 3打点 1盗塁 打率.346
※期間内全試合安打と打撃好調。守備での貢献も大。
[三塁手]
外崎修汰(西武)
期間内/25打数 7安打 0本塁打 1打点 1盗塁 打率.280
※前半はイマイチも後半の5、6日は連続マルチ。
[遊撃手]
源田壮亮(西武/4回目)
期間内/33打数 13安打 0本塁打 3打点 3盗塁 打率.394
※積極打法で期間内全試合安打で、マルチは4回。
[左翼手]
栗山巧(西武)
期間内/16打数 5安打 1本塁打 7打点 0盗塁 打率.313
※球団最多の二塁打も達成。出塁率.522、得点圏.750も評価。
[中堅手]
秋山翔吾(西武/4回目)
期間内/29打数 14安打 3本塁打 8打点 1盗塁 打率.438
※8試合連続マルチと打ちまくる。3試合連続本塁打も光る。
[右翼手]
木村文紀(西武)
期間内/20打数 7安打 1本塁打 2打点 0盗塁 打率.350
※ライトスタメン時は全試合安打。5日E戦は3安打4打点。
[DH]
清宮幸太郎(日本ハム)
期間内/17打数 5安打 0本塁打 0打点 0盗塁 打率.294
※デビューから全試合安打。次は一発を見たい。
写真=BBM