
昨年は西武がパ・リーグ連覇を遂げた
昨年のパ・リーグは
辻発彦監督率いる西武が球団では21年ぶりとなるリーグ連覇を遂げた。果たして、2020年はどのチームがパを制するか。まだ、キャンプが始まったばかりで時期尚早なのは承知の上、
伊原春樹氏に順位予想を聞いてみた。その結果が以下だ。
1位
ソフトバンク(2位)
2位 西武(1位)
3位
ロッテ(4位)
4位
楽天(3位)
5位
オリックス(6位)
6位
日本ハム(5位)
「やっぱり、ソフトバンクは戦力が一番そろっているよね。昨年、2位に終わったのも
柳田悠岐をはじめ、主力にケガ人が続出したことが大きかったから。それに今年は東京五輪開催のため、夏場に約3週間シーズンが中断する。ここ2年、西武は夏場に驚異的な強さを発揮して頂点に立った。投手の疲労度がピークに達するころ、西武の強力打線が火を噴いて相手を打ち負かし、優勝へ加速していったパターン。それが今年、夏場に試合が少なくなる。やっぱり、西武にとってはマイナスになるんじゃないかな。
ロッテや楽天はオフに補強をしたけれど、まだソフトバンクに比べると、選手の“強さ”という意味では若干劣ると思う。順位はつけたけれど、2位から4位のAクラス争いは激しさを増すんじゃないかな。
オリックスは若手投手が伸びてきているけど、メジャー通算282本塁打の
ジョーンズが加入したとはいえ打線が心もとないかな。日本ハムは投手陣に難があるよね」
文=小林光男 写真=BBM