僕のスパイクは、軽いほうがいいというのもありますが、歯が高いと人工芝に引っかかってしまうこともあって、昨季途中から歯を削ってもらっています。僕は前側半分だけで走るイメージなので、後ろ側の歯をだいぶ削っています。そのスパイクで今年は盗塁の平均タイムも速くなっている。昨年は3秒1台とかでしたが、今年は3秒0台が出た。ほんの少しですけど、その少しでアウトかセーフが変わると思います。
勝負どころの盗塁は、やっぱり難しい。考えれば考えるほど難しいので、僕は極端に言えばアウトになりにいってセーフになったらラッキーという気持ち。軽いスパイクで、どんどん思い切って走っていきたいです。
『週刊ベースボール』2024年5月20日号(2024年5月8日発売)より
写真=BBM