
辻監督の手腕が西武の最強打線を作り上げた
息が抜けない強力な寸胴型打線
日本シリーズでは
ソフトバンクが
巨人を4連勝で下して日本一となった。巨人の戦いについては別の機会であらためて書くとしよう。クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズと10連勝して頂点に立ったソフトバンクは、パ・リーグで2位だったが、もともと総合的には力のあるチームだ。レギュラーシーズンでは
柳田悠岐や
中村晃などケガ人が続出したことで打線の迫力が失われていたが、CSを前にケガ人が戻り、戦力が整ったことが大きかった。
CSでは敗れたものの、そのソフトバンクを最後に追い抜き、リーグ連覇を果たした西武の強さは本物だった。開幕前にバッターでは
浅村栄斗(
楽天)、ピッチャーは
菊池雄星(マリナーズ)という投打の主力が抜けている。それでも昨年以上の打線を作り上げ、リーグを制した
辻発彦監督には“あっぱれ”をやりたい。
誰が見ても今年の西武のウリは打線だ。80年以上の日本プロ野球の歴史の中でも、トップクラスの打線ではないか。同じ強力打線でも、巨人は二番、三番、四番が飛び抜けているが下位になるとしぼんでいく尻すぼみの打線だが、西武は・・・
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