
原辰徳監督率いる巨人が今年もセ・リーグ優勝候補の本命だ
ルーキーへの不安
いよいよ2021年のペナントレースが始まる。現役時代の私は開幕が近づくにつれて緊張と不安が高まり、また長く苦しいシーズンが始まると思ったものだ。ワクワクする気持ちには到底なれず、今年もヒットを打てるだろうか、シーズンを通して活躍できるだろうかと心配になった。それでもいざ開幕となれば覚悟を決めて臨んだものだった。
さて、前回はパ・リーグの順位予想とタイトル予想を取り上げたから、今回はセ・リーグだ。思いつくままに私の考えを述べていきたい。
優勝は巨人。6球団の戦力を見比べたとき、やはり総合力で巨人が一番上になる。ほかの5球団は残念ながら優勝する体力が少ないように感じる。優勝する体力というのは全143試合を戦い抜く体力だ。短期決戦ではない。半年間をマラソンのように時間をかけて走っていくわけだから、一番必要なのはチームとしての体力、総合力なのだ。
原辰徳監督は指揮官としての経験も豊富だし、采配もしっかりしている。ここもほか5球団との大きな違いだ。もちろんエースの
菅野智之が残留したこともある。黙っていても2ケタは勝つだろうし、ほかの投手に与える影響も大きい。菅野という軸があることで投手陣はうまく回っていくはずだ。心配なのはその菅野の故障、不振だ。昨年の
ソフトバンクとの日本シリーズではないが、菅野で勝てないと勢いに乗れない。二番手、三番手と続く投手が心もとないから、菅野に何かあったときは厳しくなりそうだ。
そのためにも
DeNAから
井納翔一を獲得したわけだが、果たして・・・
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