【カットボールの握り】 
[ポイント1]人さし指を縫い目に沿って握る。滑らせてリリースする感覚と大きく関係する
今回から3球種目になります。タテのスライダー、チェンジアップと紹介し、“奥行き”が生まれた投球ですが、スピード、曲がり幅ともに、さらに幅を広げてくれるのが、今回から紹介するカットボール。曲がり幅はヨコに(右打者の外角へ)小さく、球速はストレートよりやや遅く、チェンジアップより速い“中間球”なので、習得すれば、より投球の幅が広がっていきます。マスターすれば、いろんな面でピッチングを助けてくれるので、覚えて損はないはず。では、握り方から説明していきましょう。
【握り方】人さし指と親指で握る
僕のカットボールは一般的な握りとは少し違うのですが、ポイントは2つ。1つは人さし指で、縫い目に沿うように置くこと。スライダーの握りに近いんです。スライダーは、中指を縫い目に沿って置きますが、その中指の位置に人さし指を持っていく感じ。というのも、「中指と親指」で投げるスライダーに対し、カットボールは「人さし指と親指」で投げるため。詳しくは次の『投げ方』で説明しますが、人さし指を縫い目に沿うように握ることで、回転を与えやすくするんです。「人さし指と親指」で投げるため、親指の位置も大事になる。それが、2つめのポイントです。スライダーを投げるときは・・・
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