イラスト=イワヰマサタカ
球団創設90周年を2024年に迎える読売
巨人軍。これを記念しニューヨークの宝飾店ティファニーがデザインしたマークの帽子を採用し話題になったが、今回はあらためてその90年の長き歴史を、帽子を通して振り返ってみたいと思う。
大日本東京野球倶楽部として創設されたのは戦前の1934年。翌35年、アメリカへ武者修行の遠征に出るが、このときに最初のユニフォームが製作され、帽子は紺で東京を表す「T」の文字がオレンジ色で刺繍されていた。そしてこの遠征でチーム名を東京ジャイアンツとする。
翌36年も第2次米国遠征に出るが、ユニフォームには「TOKYO GIANTS」と二段ネームのマークがついていて、帽子の赤い「G」マークは七宝焼きでできていた。
この年から現在のNPBの前身である日本職業野球連盟が発足。リーグ戦を開始した。渡米していたジャイアンツは7月から公式戦に白とグレーの2種類のユニフォームで参加する。グレーにはアメリカ遠征用の七宝焼きの「G」マークのついた帽子がそのまま流用されたが・・・
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